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Googleマップ保存リストを共同編集する方法と注意点

旅行の計画を立てるとき、行きたい場所をGoogleマップの保存リストにまとめている方は少なくないでしょう。ひとりで旅をするならそれで十分ですが、友人や家族、パートナーと一緒に旅先を選んでいくとなると、リストを共有して互いに編集できたら、と思うはずです。

実はGoogleマップには、そのための共同編集機能が備わっています。ただし、招待の送り方をほんの少し間違えるだけで、相手がどうしても参加できないという状況に陥ることがあります。

とくに多いのが、LINEで招待リンクを送ってしまうケース。送った側は何も問題ないように見えるのですが、受け取った側が参加しようとすると、肝心のボタンが画面に現れないという現象が起きます。

その原因と正しい手順を、この記事では順を追って整理しています。「なぜかうまくいかない」と感じている方に、読み終えたあと確実に解決できたと感じていただけることを目指しました。

 

Googleマップの保存リストは共同編集できる

まず前提として、Googleマップの保存リストは複数人で共同編集できる機能を持っています。それほど広く知られていない機能かもしれませんが、正しい手順で設定すれば、招待した相手がリストに場所を追加したり、登録済みの場所を確認したりすることが可能となります。

この機能が特に役立つのは、旅行の計画段階です。たとえば、スペイン旅行を計画しているカップルがいたとして、ひとりがバルセロナの観光スポットをリストに追加し、もうひとりがグラナダの宿泊先候補を書き加えていく、といった使い方が自然に実現できます。お互いの案を一つのリストで確認できるため、メッセージアプリで情報をやりとりする手間が省けるでしょう。

週末のドライブ計画でも同様です。友人同士でルートを相談しながら、立ち寄りたいカフェや道の駅をリアルタイムで追加していくような場面にも向いています。旅行や外出の計画を複数人で立てる習慣がある方にとって、使いこなせると非常に重宝する機能だと言えるかもしれません。

ただし、この機能を使うには、招待する側も招待される側も、それぞれGoogleアカウントを持っていることが前提条件となります。アカウントを持っていない場合は、あらかじめ作成しておく必要があります。GmailのアドレスはGoogleアカウントと紐づいているため、Gmailを使っている方であればすでに持っているはずです。念のため確認しておくと安心でしょう。

スマートフォンで操作する場合は、Googleマップのアプリを使うことになります。ブラウザ版でも保存リストの閲覧はできますが、共同編集の招待操作はアプリ側で行うのが基本です。アプリがインストールされていない場合は、あらかじめ用意しておくとスムーズに進められます。

共同編集機能そのものは存在しており、条件さえ整えば問題なく使えます。つまずくとすれば、機能の有無ではなく、招待の送り方にある場合がほとんどです。次の章では、その点を掘り下げていきます。

 

LINEで招待リンクを送ると共同編集者になれない理由

Googleマップの保存リストで「共同編集者を招待」する操作を行うと、共有用のリンクが生成されます。このリンクを相手に送れば、相手がリンクをタップして「参加」ボタンを押すことで、共同編集者として登録される流れです。

ところが、このリンクをLINEで送ると、相手の画面に「参加」ボタンが現れないことがあります。操作を何度繰り返しても同じ状況が続き、招待した側も受け取った側も、どこで止まっているのかわからないまま時間だけが過ぎていく、という経験をされた方もいるかもしれません。

原因は、LINEのアプリ内ブラウザにあります。LINEでリンクをタップすると、スマートフォンの標準ブラウザ(SafariやChromeなど)ではなく、LINEのアプリ内に組み込まれた簡易的なブラウザでページが開く仕組みになっています。このアプリ内ブラウザは、Googleのアカウント認証と連携する処理が正常に動作しないことがあり、その結果として参加確認の画面が正しく描画されないという現象が起きます。

よく似た問題はInstagramやFacebookのアプリ内ブラウザでも報告されており、LINEだけに限った話ではありません。リンクを開く際に標準ブラウザを経由しないことが、共通の原因となっています。

「参加」ボタンが出ない状態というのは、受け取った側からすると非常にわかりにくい状況です。ページ自体は開いているように見えるため、何か別の設定が足りないのかと思ってしまうこともあるでしょう。しかし実際には、ページの表示が不完全なまま止まっているだけで、操作できる余地がない状態になっているわけです。

「LINEのリンクをコピーして、Chromeなどの別のブラウザで直接開けばいい」と試みる方もいます。ただ、リンクのコピー操作がやや手間で、確実性も人によって異なります。根本的な対処法としては、次の章で紹介するメール経由の方法が安定しています。

なお、iMessageやショートメッセージ(SMS)でリンクを送った場合も、端末の設定によっては同様の問題が起きる可能性はゼロではありません。確実に参加してもらうには、リンクの送り先にメールを選ぶことが、現状もっとも安定した手段だと言えます。

 

正しい手順:メールで招待リンクを送る方法

原因がわかれば、対処はシンプルです。招待をメールで送ることで、受け取った側が標準ブラウザでリンクを開けるようになり、参加確認の画面が正しく表示されます。操作の流れを、6つのステップに分けて説明します。

ステップ1:Googleマップアプリを開き、画面下部の「保存済み」をタップします。これまでに作成したリストの一覧が表示されるので、共同編集したいリストを選んで開いてください。

ステップ2:リストの画面を開いたら、「共同編集者を招待」というボタンまたはテキストを探してタップします。リストの上部付近、もしくはメニューアイコンをタップすると表示されることがあります。お使いのアプリのバージョンによって表示の位置が若干異なる場合もあるため、見当たらなければメニューを確認してみてください。

ステップ3:共有方法を選ぶ画面が表示されます。ここが最も迷いやすいポイントです。LINEや他のメッセージアプリの連絡先一覧が表示されていますが、そちらは選ばずに「メール」を選択してください。メールアプリが起動し、招待リンクが本文に挿入された状態のメール作成画面が開きます。

ステップ4:宛先の欄に、招待したい相手のメールアドレスを入力します。件名や本文に一言添えておくと、相手が何のメールか一目でわかります。内容が整ったら、送信ボタンをタップしてメールを送ります。

ステップ5:メールを受け取った相手は、メールアプリでそのメールを開き、本文に記載されているリンクをタップします。LINEで受け取った場合とは異なり、スマートフォンの標準ブラウザが起動します。これが正常な動作です。

ステップ6:ブラウザにGoogleマップの画面が表示され、「参加」というボタンが現れます。このボタンをタップすることで、相手は共同編集者として登録されます。この画面が出れば、設定は完了です。

ステップ3でLINEの連絡先と似たような選択肢がいくつか並ぶため、どれを選べばいいか一瞬戸惑うこともあるかもしれません。「メール」という表示を見つけたらそちらを選ぶ、というシンプルな判断基準を頭に置いておくと迷わずに済むでしょう。

また、ステップ6の「参加」ボタンをタップする際、相手がGoogleアカウントにログインしていない状態だと、ログインを求める画面が先に表示されることがあります。その場合は、Googleアカウントでログインしてからあらためてリンクを開くと「参加」ボタンが表示されます。

 

うまくいかない時に確認したいその他のポイント

メール経由で招待リンクを送っても共同編集がうまくいかない場合、別の原因が絡んでいることも考えられます。順に確認していきましょう。

まず見ておきたいのが、招待された側のGoogleアカウントへのログイン状態です。リンクを踏んだとき、すでに別のGoogleアカウントでログインしていたり、そもそもログインしていない状態だったりすると、参加の処理が正常に進みません。メールに届いたリンクを開く前に、Googleマップアプリを一度立ち上げて、ログイン状態を確認しておくとよいでしょう。複数のGoogleアカウントを使い分けている場合は、どのアカウントに招待が届いているかも確認が必要です。

次に、Googleマップアプリのバージョンも確認しておく価値があります。古いバージョンでは、共同編集に関する機能の表示や動作が現在と異なる場合があります。しばらくアップデートを行っていない場合は、App StoreまたはGoogle Playストアで最新版への更新を試みてください。更新後にあらためて招待を行うと、問題が解消されることもあります。

招待リンクの有効期限については、Googleが公式に具体的な日数を明示している情報は現時点では確認できないため、断言は難しい状況です。ただ、この種のリンクは発行から時間が経過すると無効になる場合があります。しばらく間を置いてから試みる場合は、あらためて新しい招待リンクを発行し直すことをお勧めします。

共同編集者の招待人数には上限が設けられている場合もあります。すでに多数の共同編集者が登録されているリストへの追加は、できないケースも想定されます。上限に関するエラーメッセージが表示されたときは、既存の共同編集者を確認・整理することを検討してみてください。

端末のOSのバージョンやGoogleアカウントそのものの設定が、まれに影響を与えることもあります。いずれの対処を試みても解決しない場合は、Googleマップのヘルプページを参照するか、一度別のGmailアドレス宛てに招待を送って動作を確認してみるという方法も、手がかりになるかもしれません。

 

まとめ

Googleマップの保存リストは、正しく設定すれば複数人での共同編集が可能な機能です。ただし、招待リンクをLINEで共有すると、受け取った側のアプリ内ブラウザが原因で「参加」ボタンが表示されないという問題が起きることがあります。

この問題を回避するには、招待リンクをメールで送ることが現状もっとも確実な方法です。メールのリンクを開くと標準ブラウザが起動し、参加確認の画面が正常に表示されます。手順自体はそれほど複雑ではなく、一度流れを覚えてしまえば次からはスムーズに進められるでしょう。

それでも解決しない場合は、Googleアカウントのログイン状態やアプリのバージョン、招待リンクの再発行などを順に確認してみてください。原因のほとんどは、この記事で紹介したいずれかのポイントに当てはまるはずです。

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